埼玉県川越市 川越まつり2017-6

川越まつりは、関東では珍しいとされる山車祭りです。
京都の祇園祭りの山鉾や、大阪や阪神間に多い檀尻ともまた違う形の山車で、非常に興味深く見せていただきました。
    

◎祭りに来るまでの疑問点

1.写真によって人形が乗ってたり乗ってなかったり…取り外しが簡単にできるの?
2.同じ名前の山車なのに、全く雰囲気(形?)が違うものがあるのはなぜ?
3.車輪は独立した4輪(または3輪)で舁き棒がないのに、方向転換はどうするの?ちょっとした微調整は?
4.曳っかわせを行うとき、お互いの山車の舞台を向かい合うようにしているけど、その方向転換はどうしているの?
などなど…。

    

こういうのは、現地で見るとすぐにわかります。

1と2は理由が同じ。
人形は上下することができ、一番下まで下げると人形は見えなくなります。

同様に人形の下の枠も上下するため、一番下まで下げると山車の雰囲気がグッと変わります。

3の方向転換は、大きく曲がるとき(交差点で90度曲がるときなど)はジャッキアップして方向転換します。

方向転換のちょっとした微調整は、先に何かがついた鉄棒を使います。

山車の横にいる人が、鉄棒の先を山車に踏ませて、少し山車の向かう方向をずらします。

4の山車の舞台が曳っかわせの際、なぜ舞台は正面を向けることができるのか?

それは、山車に回転台がついていること。


舞台ごと大きく回す回転台のおかげで曳っかわせができるんですね!


虎と金魚と祭りと実り ~第2章~

兵庫県丹波篠山市の曳山祭りを中心に、祭りに関することを投稿します。 木工模型も少しずつ…。

0コメント

  • 1000 / 1000