犬山祭2018-4 犬山祭ちょっとうんちく
犬山祭について、ちょっとだけうんちくを書いておきます。
◯歴史
江戸時代の寛永12年(1635年)に始まったとされ、今年が第384回なんだそうです。
◯車山の特徴
13輌(犬山祭は「輌」なんですね)のうち、12輌が「犬山型」とも呼ばれる3層型の山車。
最上層(上山)にはからくりが置かれ、中層(中山)はからくりを動かす繰り方が乗ります。また下層(下山)にはお囃子が乗ります。
あとの1輌は船型で2層構造。
船の甲板にあたるところにお囃子が乗ります。
その奥の周囲を囲まれたところにからくり方が乗り、その上にからくりが置かれます。
◯方向転換
全国各地にある山車は、方向転換の方法も様々。
これを見るだけでもけっこう楽しいです。
犬山祭の車山の方向転換は大きく2種類。
「どんでん」と「車切り(しゃぎり)」です。
どんでんとは「どんでん返し」に由来しているそうで、てこ(車山を動かす人)が車山を担ぎあげ(ウィリー)て180度、または90度方向転換する方法だそうです。
車切りとは、車輪が4輪とも着いた状態で横に引きずって方向転換する方法だそうです。(ドリフト)
どんでんは、行われるところが決まっているそうで、今回のスケジュールでは見ることができませんでした。
◯文化財
犬山祭は、国の重要無形民俗文化財です。
さらに2016年には、国内の33件の「山・鉾・屋台行事」の1つとして、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
◯車山の大きさ
代表的な車山の大きさは、高さ約8m、重さは3〜5トンだそうです。
◯車山の動力は?
下山のさらに下に潜り込んだ人が押しています。文字通り、縁の下の力持ちですね。
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